病院に勤めるだけが医師じゃない?〜30代医師のリアルなキャリアプラン相談〜

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もちくん

こんばんは!もちくんです!

30代前後って、「あれ」じゃないですか?

「転職」とか考えちゃったりする時期じゃないですか?

給与、業務内容、勤務地、将来性…。

僕も友人が夢を追いかけて上京したりと、周りも何かとそわそわしている時期です。

自分自身も今後の身の振り方を考えないといけない時期でもあります。

そこで今日は医師のキャリアプランをご紹介しながら、30代の僕が実際にどんなことで悩んでいるのかをリアルに書いていこうと思います。

なので、医師のキャリアプランに興味のある方は勿論ですが、同じように自分自身のキャリアプランについて悩んでいるよ、という方の参考にもなればと幸いです!

それでは今日もよろしくお願いします!

医師のキャリアプランについて考える

医師の働き方は大きく分けて、大学病院市中病院開業行政といった感じになります。

聴き慣れない言葉もありますかね?

ちなみに僕は30代の循環器内科医で地方の市中病院に勤めています。

つまりこんな感じですかね?

…すみません、嘘です(笑)

また大学医局というものにも属しており、今後は大学院に入学するかどうかを考えたり、という時期でもあります。

さて、ではそんな僕がまずはそれぞれの「働き方」について簡単に説明していきます。

医局に残り大学病院で研究や教育を行う

まず、医局というのは教授を筆頭にした医師の派遣制度だと思ってください。

医局員は教授の指示で数年ごとに異動します。

その中で大学病院に勤めることの意義は、最先端の医療を行うさらなる最先端を目指して研究を行う後進を育てるために学生教育を行うこと、です。

そして大学病院でキャリアを積むということは最終的には教授を目指すかどうか、ということにもなります。

臨床、研究、教育のそれぞれ頂点にいるのが大学教授ですからね。

一方で、病院からの給料は決して多いとは言えずバイトが欠かせません

主に当直や市中病院での外来業務ですが、普段の業務をこなしながらそれらの業務を行うのでなかなか大変です。

少なくとも大儲けしようという方には向いていない働き方かもしれません。

市中病院のメリットは?

市中病院とは簡単にいうと大学病院以外の病院です。

ここでの業務は主に臨床、つまり患者さんの診療ですね。

ちなみに、循環器内科医の僕のルーティーンはこちらを読んでもらえると嬉しいです!

僕自身もいま市中病院に勤めていますが、メリットだと感じているのは、各科の垣根が低いことです。

うちの病院があまり大きくないからかもしれませんが(^^;)

自分の診療科のこと以外って結構わからないことが多いので、他科への相談がしやすいことは重要です。

給料に関しては大学にいた頃よりは増えましたが、他の市中病院と比べると安かったりと、勤め先によって変わるということが特徴かもしれません。

あとは、最新の治療からはやはり距離があります

循環器内科で言うと最新の治療デバイスはどうしても大きい病院から取り扱いが始まるため、できる治療・できない治療があります。

ただ、自分でしないまでも、必要な患者さんにはできる病院へ紹介するだけなので、治療が完結できないというわけでは決してありません。

開業はつらい?それとも楽しい?

開業医とはいわゆる地域のお医者さんです。

家庭医という表現がされることもあります。

僕が住む田舎だと、いわゆる「病院信仰」が根強いです。

「大きい病院にかかっているから安心」ってやつですね。

みなさん、そういう考えありませんか?

でもね、今後の日本の情勢も含めて本当に必要なのは「相談できるお医者さん」なんだと思うんです。

恐らく大きい病院に通院したがる方は、「検査をしているから安心」という思いが強いのでしょうけど。

これからも「かかりつけ医の先生を作ることの重要性」を外来で説く作業を続けます!笑

話がそれましたね(^_^;)

開業し、病院勤めと大きく変わることは、当直がないことです。

当直ってね、しんどいんですよ(笑)

しかも年々しんどくなってきています、体力的に…。

また、基本的には自分が院長になり病院を経営することになると思うので、雇われの身ではなくなります。

給料は勿論増えますが、近所の開業医の先生の話を聞いていると思ったりより大変そうです。

まず、自分が仕事をしないことには収入が増えない、と言うこと。

当たり前ですが病院がお休みの日は収入が発生しないわけです。

「休みたーい」って言いながら雇われをやっている方が意外と気は楽なのかもしれません(笑)

一方、患者さんにはより近い診療ができます。

1人の患者さんと長く付き合い、家族も診て、必要に応じて地域の基幹病院へ紹介し、また元気に帰ってきてもらう。

いわゆるお医者さんの感じですよね。

大変さも勿論ありますが、自分の働き方次第では楽しさと、自由さもあるのかも?

行政〜医系技官のやりがいとは〜

行政で働く医師は、医系技官や矯正医官といった内容です。

医系技官は厚生労働省に勤めるいわゆる官僚であったり、刑務所など矯正施設に勤める医師です。

特に医系技官は患者さんを診るというよりは、医療行政を担当します。

目の前の患者さんを救うだけでは、自分の救える人数は限られる。

ですが、行政に勤めことで自分のアイデアを用いてより多くの患者さんを救うことができる

昨今のコロナ禍ではものすごく大変なのは間違いありません。

しかし、そこが1番のやりがいを感じる部分でもあると思います。

数年前に大流行だった海堂尊著のチーム・バチスタの栄光に登場する白鳥圭輔がまさにこれですね。

同じく、同氏の作品であるジェネラル・ルージュの凱旋でも阿部寛扮する白鳥圭輔の怪演は実物です。

一時期、彼の小説を買いあさったり、映像作品を見まくったのはいい思い出(笑)

興味のある方は久しぶり見返してみるのはいかがでしょう?

まとめ〜実際僕は転職を考えるのか〜

正直、まだ今の職場でいいかなーと思っています。

目下の問題として大学院に入学するかどうかという問題があるわけなんですが、今の自分のやりたいことリストを考えたときにどうしても「研究」が上位にこないんですよね。

大学院に入学すると手に入るものの一つは医学博士という博士号です。

前にも書きましたが博士号を持っていても、市中病院で臨床を行う上では概ね何も変わりません。

「博士号は足の裏の米粒。取らないと気になる」

なんて話や

「長い人生、研究に没頭する時期があってもいい」

そんな話も耳にします。

それはわかる。

でも僕は今、こうやってブログを書いたり投資の勉強をしたり仲間と音楽したりという時間が好きなんですよね。

あと何より、職場の人間関係にそこそこ満足しているのも大きいと思います。

というか、仕事が嫌になる時って、あまりに業務が多すぎるか、人間関係が終わってる場合がほとんどのような気もする(^^;)

なので僕はまずは今の職場で、自分が立てた目標をコツコツこなしていきたいというのが目標です。

ちなみに、周囲にはアメリカに留学して論文を書いてきた後輩や、医局が嫌になって矯正医官に募集した友人、入局初日に医局を辞めてその後はアルバイトで僕より稼いでいる同期など、結構色んな生き方を目にします(笑)

大事なのは自分が何をやりたいか、だと思います。

周りにどう思われたっていいじゃないですか、自分の人生ですから。

人間いつかは死ぬわけです。

手に入れた地位や名誉、金やモノは全てこの世に置いていくしかありません。

今のキャリアプランに迷いが生じたとき、自分が本当に大事にしたいものはなんなのか、それをとにかく考え抜くことが遠回りに見えて1番の近い道なのではないでしょうか。

(でもバイトで稼いでいる同期は正直羨ましいかな…笑)

それでは今日はここまで!!

今日のおすすめソング中島みゆき『銀の龍の背に乗って』

やっぱり医療の話をするならDr.コトーは避けては通れませんね(笑)

今や中島みゆきですらAmazon Musicで楽しめる時代です。

今日もありがとうございました!!

また明日!!バイバイ!!

もちくん

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